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Author:髭じい
 散歩道で気ままに写した写真を少しづつアップします。
 何時の日か、我がピンボケ写真館の「書棚」と呼べるようにと願っています。



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キタキツネの子別れ
北海道では、母キツネが夏の終わり頃、突如として荒々しくわが子を本気で噛みついたりして巣穴から追い出します。子別れの儀式です。子ギツネはとまどいながらも、新しい土地へ散って行き、厳しい自然の中で独り立ちするとされています。
  しかし、北大構内では少し様相が異なります。母さんキツネが発情期を迎える1~2月まで、子ギツネがまとわりついて母キツネを困らせることもしばしばです。時期外れとなりましたが、半年間の親子の攻防を振り返ってみます。

s-DSF_2873.jpg6月初め、母さんキツネが「関係者以外立ち入り禁止」のエリアで育てていた2匹の子供を連れて、北大農場に姿を見せるようになりました。

s-DSF_3171.jpg以来、母さんキツネはスパルタ教育教育を開始。でも子供は遊び半分で、なかなか言うことを聞きません。

s-DSF_3363.jpg今日は母さんキツネの説教。

s-DSF_3960.jpgもう9月、体は大きくなっても、甘えん坊ぶりに変化なし。

s-DSF_3720.jpg母さんキツネも、「いい加減にしなさい」と怒るが、噛みついたり遠くまでおいかけたりはしません。

s-DSF_3365.jpgそおっと母さんに近付き・・・。

s-DSF_3080.jpgおんぶ?。

s-DSF_3387.jpg猛烈に怒った母さんキツネ、この時ばかりは農場の外れまで追いかけていきました。

s-DSF_3993.jpg秋気漂う農場の外れで、不安そうに過ごす兄弟。よその子はもう自立してるのに。

s-DSF_4754.jpg初雪が降った11月のはじめ、未練がましく母さんキツネに近付く、子キツネ。

s-DSF_4758.jpg威嚇する母さん。

s-DSF_4510.jpg名残惜しそうに去っていきました。もう見かけは立派な雄キツネなのに・・・。

s-DSF_4931.jpg11月半ば、北海道は既に冬たけなわです。子ギツネがじっとみつめるのは、母さんが数年間、冬期の塒にしてきた3方を林に囲まれた1ha程の放牧地。まだ、母さんが恋しいとは・・・。

s-DSF_7063.jpg気配を察して、体全体で威嚇する母さんキツネ。

s-DSF_7067.jpgそれでも、少しづつ間を詰めて、母さんの傍に・・・。

s-DSF_7097.jpg唸り声を立てて叱る母さん。

<s-DSF_7090.jpgもう一匹の子ギツネも駆けつけて、母さんにスキンシップを強請る。

s-DSF_7096.jpgたまらず悲鳴をあげて逃げ出す母さん。

s-DSF_7087.jpg嬉し気に母さんの後を追う兄弟。親の心知らず。

s-DSF_7098.jpgこの日を最後に、母さんキツネは、このエリアから姿を消しました。以来、北大構内でその姿を見かけていません。優し過ぎる母さんの子別れか。
 尚、時々このエリアに現れるキツネは、何となく兄弟のどちらかのような気がしますが、それも定かではありません。
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散歩道の野鳥(冬)
 「最近、ブログ更新してないけど…」、これで3人目。どうやら仲間内では、ブログ更新の間隔が髭じいの健康バロメーターのようです。
 実際は、ここ2~3カ月のエゾリスとキタキツネの類似写真がハードデスクに満杯で、どこから手を付けてよいのやら、半ばお手上げ状態なだけで、健康的には問題ありません。

 心配する仲間が増えて、言い訳に苦労することになりかねませんので、場つなぎ(><;;ゴメンネ)に、散歩の道すがらに撮った野鳥を張り付けてみます。

s-DSF_2807.jpgアトリの雄 北海道ではナナカマドに群れてやって来る冬鳥。春になると花々を食べつくしてしまうため、花取り(カトリ)と呼ばれたのが名の由来とのこと。今冬飛来が多いと新聞で読んでいたので、すぐに見つけることができました。

s-DSF_2793.jpgこちらはアトリの雌 雄よりオレンジ色が薄いので区別できます。同じスズメ科ですが、街中のスズメよりもヒトに対する警戒心が薄弱なので、容易に近づけました。

s-DSF_2695.jpgハチジョウツグミ 体の下面が赤橙色で淡褐色の縁取りがある亜種のツグミで、日本ではきわめて数が少ないとのこと。北大構内での撮影時に何時も会う仲間が見つけてくれました。

s-DSF_9805_20170206104813179.jpgツムギ こちらはよく見るツムギです。ハチジョウツグミとの比較のために貼り付けました。体全体がかなり黒っぽい茶色なので違いがわかります。話によると、中間色のヨジョウハンツグミもいるとのこと。八丈の半分くらいということで四畳半とは、笑えますよね。

s-DSF_2766.jpgウソの雌 古くは人間が吹く口笛のことをオソと呼び、この鳥の鳴き声が口笛のようなのでウソとなったとか。 高い梢に群れているのをよく見かけますが、遠すぎてシャッターチャンスを与えてくれません。カメラを構えて樹上を飛び回る鳥影を追いかけているうちに船酔いを起こしそうです。決して嘘はつかない善良な鳥だそうですが、髭じいには苦手な鳥です。

s-DSF_2714.jpgウソの雄 頬、喉が淡桃色をしているのが雄なので、遠目にも区別が付きます。ソメイヨシノの芽を好んで食べるため、桜の名所ではカラスの模型を設置したり爆竹を用いたり、ウソ対策に頭を悩ますそうです。やっぱり善良とはいえないようですね。

s-DSF_6866.jpgヒヨドリ ぼさぼさ頭のやたらと声の大きい鳥。声ばかりではなく態度も大きく、実のたわわな木を集団で独占して他の鳥を威嚇します。威嚇だけでなく、他の鳥を嘴で突き殺すこともあるとか。北大構内では周年見られますが、分布がほぼ日本国内に限られているため、海外のバードウォッチャーにとっては憧れの野鳥らしいです。

s-DSF_9958.jpgアカゲラ雄 今年、目近にアカゲラに会ったのは初めてです。昨年、1昨年と子育ての様子を観察したのですが、2年とも雄が痛々しい金属足環を付いていました。このアカゲラに足環がないので今まで観察した父さんアカゲラではありません。今春、 新しい家族の子育てを観察できるかも・・・・。

s-DSF_3303.jpgアカゲラ雌 数日後、同じ森で雌のアカゲラを確認できました。こちらも足環がないので、去年の母さんではありません。

s-DSF_2697.jpgシジューカラ 背中から翼にかけて青みががかった灰色と黒色、喉から下には黒い縦線がネクタイのように入ってい.ます。このネクタイが太ければオス、細ければメスです。甘いオンコの実を食べつくして、いまはエゾマメリンゴの木が餌場になっています。
s-DSF_3929.jpgところで、北大構内では、かなりの割合でシジューカラに足環やフラッグが付けられています。一年中観察できる留鳥なのに何故そんなに標識調査の必要なのでしょうか。山階鳥類研究所への不満が募ります。

s-DSF_8981.jpgゴジュウカラ 嘴から眼を通り側頭部へ続く黒い過眼線が特徴です。尾羽が短くてずんぐりしているいるのに、木の幹を下を向いて下りてくる得意技を身に着けています。 「むずかしや どれが四十雀 五十雀」と一茶の句が残っていますが、区別はさほど難しくありません。

s-DSF_8042.jpgヤマガラ 顔の色彩バランスに愛嬌があって、腹部がきれいな赤褐色をしているので、この鳥も見間違うことはありません。ヒトになれやすく芸を仕込むこともできます。神社の前でおみくじを引く芸をみせることのできたのはヤマガラだけだったとのことです。

 s-DSF_0029.jpgハシブトガラ ハシブトガラとコガラは一卵性双生児並みにそっくりです。北海道ではハシブトガラが圧倒的に多いので、ハシブトガラとすれば間違いは少ないとのことです。でも、白黒は付けなければね。頭と喉に光沢があればハシブトガラ、だが水浴びなので断定は無理。嘴が太く併せ目が白っぽければハシブトガラ、白っぽい気がするが太確信持てず。尾の先が角張っていれば、(・_・D フムフム、少し自信ありか。あっそうか、体型もそうだが寒中水浴びるのは水辺を好むハシブトのはず。これで決まりにしましよう。
 根拠希薄につき、もし間違っていれば、ご指導願います。

s-DSF_7494.jpgミヤマカケス 北海道だけに棲む留鳥で、頭頂部が本州のカケスは白なのに対してミヤマカケスは茶色です。全体的にカラスの仲間とは信じられないくらい美しく、腹部の白さが目立つのも特徴です。髭じいが子供のころは、人家の近くで何時も見ることのできる鳥でした。

s-DSF_5507.jpgドバト 校舎の屋上に整列して夜明けを迎えるドバト。バードリサーチニュースによると、国内のドバトは(1)飼い主に放し飼いされているもの.(2)飼い鳩が飼い主のもとに戻なかったもの.(3)野生のドバトから生まれたものがいるとのことです。要は家畜化されたたカワラバトが再び野生化したということでしょう。野生化した彼等の遺伝子が、遥か中央アジアの乾燥地帯を思い起こしているような光景でした。


エゾリスの季節
 今年は、北大構内に生息するエゾリスには、とても厳しい年でした。
 彼らの主食であるクルミ、クリ、アンズ等の樹木を大学当局が大量に伐採したからです。しかも、残りすくない越冬用の果実が心無い市民や職員によって、今年も大量に持ち去られてしまいました。
 他の森への移動も儘ならず、ごみステーションで、リスを見かけたなどの話を聞くたびに、胸が痛みます。

 でも、秋の深まりとともに、冬に備えて食料を蓄えるエゾリスの姿を、数か所で確認できましました。安堵とともに、彼等が餓死する事態を避けるため、仲間とともに北大構内の森を守るための行動を起こさなければと、意を新たにしている今日この頃です。

s-DSF_3465.jpg9月末、これまでエゾリスが来.ることのなかった車道脇の資材置き場で、しばしばみうけるるようになりました。

s-DSF_3562.jpgクルミをゲットするや否や薮に向かって疾走。

s-DSF_3539.jpg柔らかい地面にこれを丁寧に埋めていました。冬に備える活動が始まっていたのです。

s-DSF_6052.jpgここも、交通量の多い車道のフェンス脇。

s-DSF_5536.jpg狙いを定めたクルミに向かってジャンプ。

s-DSF_4244.jpg周囲への気配りも忘れません。

s-DSF_5068.jpgそして、眼にも留まらぬ猛ダッシュ。

s-DSF_4590.jpgこちらは、お気に入りの場所てゆっくり朝食。

s-DSF_5003.jpgよく見ると上部にもう一尾、兄弟かな。

s-DSF_5000.jpg独特な食事法、安全対策なのだろうね。

s-DSF_5352.jpg研究室の壁面も平気で疾走します。

s-DSF_5349.jpg排気口のカバーで一休み。

s-DSF_4680_2016122110422631d.jpg10月に入ると、さらに行動範囲が広がり・・・。

s-DSF_4586.jpg活動時間も大幅に伸びました。

s-DSF_4966.jpg冬に備えてピッチが上がります。

s-DSF_5125_20161221104649826.jpg枯草を駆け回り・・・・。

s-DSF_6004.jpg越冬食料の収穫に大わらわ。

s-DSF_4392.jpg車の騒音に驚いて、クルミの木の下で固まってしまった若いリス。

s-DSF_6234.jpg「こんなところに日本人」、意外や意外・・・・。

s-DSF_6239.jpgビルの非常階段から、気持ちよさ気に下界を見下ろしています。

s-DSF_4062.jpgこちらでは巣作りも始まっていました。

s-DSF_4047.jpg前が見えないほど沢山の敷料を運びます。

s-DSF_4102.jpg我が家の完成です。しかし、この巣の周りの木々が突然伐採。以来、再びここに戻ってきませんでした。

s-石哲「俺に用かい」DSF_5680札幌の初雪は10月末、エゾリスはそれまでに茶色の夏毛から茶灰色の冬毛に変わり、耳介に長い毛が上に向かって伸びます。身支度が済んでどや顔の雄。

s-DSF_6617.jpg美しく変身した雌。そういえば、今年は雌との出会いがほとんどなかった気がします。

s-DSF_6934.jpg冬の身支度はできたものの、夜明けの寒さが身に沁みます。

s-DSF_6497.jpgお日様か昇っても震えが止まりません。

s-DSF_6910.jpg折角見つけた好物のキノコが、カチンカチンに凍っていました。

s-DSF_5214.jpg地上でも・・・。

s-DSF_5150.jpg落ち葉が凍ってバリバリ。

s-DSF_5140.jpgクルミの皮むきも大変そう。

s-DSF_6691.jpg柏の葉で鼻チィーン。

s-DSF_5917.jpgこの時期、キタキツネが餌を求めて森を徘徊します。

s-DSF_5609.jpgターゲットはエゾリス、ジッと様子を覗います。

s-DSF_5137.jpg気を付けろ

s-DSF_5820.jpgバカ、そんなことしてないで

s-DSF_5168.jpg早く逃げろ。

s-DSF_5722.jpgああビックリした。あれっ!!>


s-DSF_5603.jpgななんと、キツネが木の上まで追いかけてきた。

s-DSF_6161.jpgそれならば・・・。

s-DSF_6769.jpgここまでおいで。

s-DSF_6881.jpg「どうだ参ったか」といった表情。

s-DSF_6632.jpg悔しそうなキタキツネ、彼等も食糧事情が厳しいようです。

s-DSF_7533.jpg晩秋の平穏は束の間に過ぎて・・・・。

s-DSF_6312 (2)今年の初雪は、平年よりも一週間以上早い10月20日でした。エゾリスたちも大慌て。

s-DSF_7383.jpgでも、雪原を駆け回り

s-DSF_7859_20161225143713cb9.jpgクルミを見つけ出すと

s-DSF_7996_20161225143712efd.jpg一目散に

s-DSF_6888.jpg木の枝まで駆け上り、割れ目に押し込みます。

s-DSF_6885.jpgこっちでもせっせと貯蔵。その手があったんだね。

s-DSF_8839.jpg冬囲いの中も格好の隠し場所。彼らの知恵に改めて驚かされました。
 
s-DSF_7750.jpgそして、11月6日、未明から降り続いた雪が23㎝にも達し、この時期のとしては札幌の気象台始まって以来の大雪となりました。

s-DSF_7780.jpg髭じいの心配をよそに、大木が雪の重さに耐えきれずバキバキと折れる音が森の中に響き渡る中、エゾリスたちは確りと生きていました。
 
s-DSF_7940.jpgこれから本格的な冬。体力消耗を避けるために、外での活動時間はなるべく短くして、巣の中でじっとして寒さをしのぐことになるでしょう。

s-DSF_4858.jpg恋の季節が始まる1月下旬、また君たちに会うために北大構内の森を彷徨する予定です。それまでゆっくりとお休み。


オシドリ7つの子
 先日、動物写真家として著名なH氏から℡あり、主な用件は私のブログ更新が滞っているので、体調でも悪いのでは、と心配してのことでした。
 単にさぼり癖が付いてしまっただけなので、「むにゃむにぁ」と言い訳しつつ、今年生まれた「オシドリ7つの子」が、パソコンに放り込んだままだったことを思い出していました。

 10月初旬に飛び立った雌3羽を最後に、既に七羽が無事に大野池から南に向かって旅立っています。遅ればせながら、「強烈な個性の持ち主だった母鳥とその子供達の半年間」をデスクの中から拾ってみました。

s-s-DSF_0346.jpg七つの子の両親です。母親はあの勝気な「トモエ」、そして父親はやさ男の「ヨン」に違いないと思います。

s-DSF_0629.jpg三つ巴の争奪戦を制したのは、この番ですが、雄が参戦したのはこのカップルだけ。「ヨン」がここまでやるとは驚くばかりで、雄が巣の確保に携ることは聞いたことがありません。

s-DSF_0705_2016110214260299a.jpg勝時を発する「トモエ」。この後も「ヨン」は孵化直前まで近くに留まり、「トモエ」の採食をサポートし続けたのは前述の通りです。

s-DSF_9805.jpgかくして、6月末に9羽の雛が誕生、うち7羽が大野池デビューを果たしました。

s-DSF_8117.jpgポプラの綿毛を啄む雛。

s-DSF_8560.jpg好奇心旺盛な元気な子。

s-DSF_9522.jpg7月中旬には生活パターンが固定化。通勤ラッシュの前に、塒から餌場に移動して、一日が始まります。

s-DSF_9718.jpg遊び疲れて、皆でお昼寝。

s-DSF_9326.jpg危険を察知した母さんの合図で、矢のようなスピードで安全地帯に。

s-DSF_9528a.jpgそして、夕暮れになると、揃って塒に帰ります。

s-DSF_0463.jpg7月下旬、子供たちが自主的に行動するようになりました。母さんは見守りに撤します。

s-DSF_9933.jpg勇気のある子からジャンプ。クククと鳴いて、励ます母さん。

s-DSF_0675.jpg個別行動の時間も多くなりました。

s-DSF_0811.jpgちょっと不安げですが、お留守番もできるように。

s-DSF2.jpg早くも、飛ぶ練習を始める子も。

s-DSF_0928.jpg8月初めのある日、大野池のオシドリを見守り続けている仲間に衝撃が走りました。7つの子の2羽に足環が付けられ、うち1羽が歩行困難な状態になっていたのです。
 学術調査の名のもとに、こんなことが許されて良いわけはありません。雛に足輪付けるなどは、疑問を通り越して怒りを覚えます。一昨年には、雛を抱いたマガモを捕えて、乱暴に足環を付けるのを目撃しました。
「その地域の全てのカモが充分に成長するまで、罠をかけたりしない」のが国際的コンセンサスのはずです。心無いバンダーへの警告は言うに及ばず、低レベルのバンダーを放任する山階鳥類研究所にも強く抗議します。
 このような暴挙が続くならば、文科省の補助金で運営されている同研究所について、全国の仲間に呼びかけ、会計検査院にその費用対効果を含めて、監査請求することも辞しません(現行法では要請の域を出ませんが、文科省に報告するより効果があるはず)。

s-DSF_1299.jpg髭じいの思いを知ってか知らずか(知らないのが当然)、本格的に飛躍のトレーニングが始まりました。

s-DSF3.jpgこちらでも

s-DSF_2078.jpgどうだ、髭じい参ったか。

s-DSF_2122.jpg足環が付いた子も、親の後ろで懸命に・・・。

s-DSF4.jpg8月中旬、親子がそろって道路横断の途中で、ついに一斉に飛躍。かなり危うい飛び方だが、沿道の拍手を受けて、全員が無事に目標の河川に着水しました。

s-DSF5.jpg8月下旬、こんなにも上手に、しかも遠くまで飛べるようになりました。

s-DSF_3251.jpgそして、雌雄がはっきり分かるように。

s-DSF1.jpg9月上旬、これが髭じいが撮った家族そろっての最後写真です。

s-DSF_1568.jpgこの頃から、子供達が小グループ化し、母さんの姿を見るのもだんだん少なくなりました。

s-DSF_3225.jpgカラスが近づいても、全く意に介さず水蓮の花に戯れる子。さすがトモエの娘です。

s-DSF_2491.jpg9月下旬、別れを惜しむかのようにスキンシップを繰り返す兄弟。

s-DSF_3246.jpgグループ毎に円山公園に集結して、そこから南の地へ旅立つといわれています。来春、元気に大野池に舞い戻ることをひたすら願うばかりです。


ユニークなコムクドリの子育て
  5月初旬、北大構内で巣作りを始めたアカゲラを、コムクドリ夫婦が絶え間なく攻撃を繰り返してしていました。何度も追い払われても、その攻撃はアカゲラの産卵まで続きました。
 しかし、アカゲラの雛の巣立ちで、ようやくゲットしたこの巣使用せず、別の巣で子育した何とも奇妙ななコムクドリ夫婦の記録です。雛の巣立も前代未聞のユニークなものでした。

s-DSF_0439.jpg早春、越冬地の東南アジアから渡って来たコムクドリ。こちらは雄で頬から耳羽後方にかけて茶色の斑があります。スズメより少し大きい体型です。

s-DSF_0416.jpgこちらが雌。頬に茶色の斑がなく、体全体がクリーム色をしています。食性は雑食性で、昆虫やクモを捕食したり、木の実を採食するようです。

s-DSF_1032.jpg大野池周辺の桜や梅の木に群れて、花弁を食いちぎっているところをよく見かけました。

s-DSF_9174.jpg桜が散る頃、北大構内の森で、アカゲラが巣作りを始めました。

s-DSF_2272.jpgこの様子ををじっと覗う雌。

s-DSF_1954.jpg雄は近くの枝で、ジエー、ジエーとうるさく鳴いたり、巣の周りを飛び回ったりして、アカゲラ父さんを挑発します。時々、仲間も応援にやってきて、樹上で騒ぎ立てます。アカゲラ父さんが追い払おうと飛び立った隙に、巣を奪取する作戦なのでしょう。これが、何日も、何日も続くのですから・・・。

s-DSF_3073.jpgアカゲラ父さんがイラつくのも当然です。でも、巣を離れるわけにいきません。離れた途端に、他のコムクドリに奪われかねないからです。

s-DSC_8878.jpgコムクドリ追撃は、アカゲラ母さんの役割でした。ケッケと鋭い声を発しながら、一羽に狙いを定めて、どこまでも何処までも追いかけます。どおせすぐもどってくるのに、本当に遥か遠くまで追いかけていきます。

s-DSF_7828.jpgこの巣はアカゲラ夫婦の守りが固くて、略奪なりませんでした。産卵後も、未練がましく巣の近くに居座り続けます。

s-DSF_6019.jpgそして、夫婦の留守を狙っては、巣穴を覗きます。中に入って悪さはしないものの、ヤッパ「覗きはいけないよ」。

s-DSF_7033.jpgアカゲラの雛が大きくなってからも、まじかに忍び寄ります。何とも、凄まじい執念ですね。

s-DSF_7839.jpg6月中旬、アカゲラが巣立ちました。さっそく、雄が残巣の清掃を開始、翌日には新しい寝具も搬入。ようやく、ここで産卵と思ったのですが・・・。

s-DSF_2631.jpgでも、雌は別の空き巣が気にいった様子。

s-DSF_8978.jpgこの巣の清掃を始めて・・・。

s-DSF_7986.jpg巣穴の中から、チェッ・ジェー、チェッ・ジェーと雄を呼びます。

s-DSF_8951.jpg「こつちがいいなら初めから言えよ」、夫婦げんかが始まるのでは、と思いきや。

s-DSF_8382.jpg雄は素直にこちらで作巣を開始。

s-DSF_8931.jpg雌も積極的に協力します(当然だよな)。

s-DSF_7989.jpgやがて、共に巣穴で過ごす時間が多くなりました。抱卵が始まってたのでしょう。

s-DSF_9574.jpg雌が帰宅する雄が外出、交代制のお食事タイムでしょうか。

s-DSF_9567.jpg番が巣の中で過ごすようになって10日ほど経った早朝、雄が餌を運んで来ました。耳を澄ますと、微かにチーチーと鳴く声が聞こえます。雛の誕生です。

s-DSF_0255.jpg最初の数日間は、餌運びはもっぱら雄が担当し、雌が巣穴に留まって雛の世話をしているようです。

s-DSF_9462.jpgその後は、雛の旺盛な食欲を満たすため、共に餌を運ぶようになりました。雛の鳴き声が大きくなって、順調に育っているようです。でも、巣穴から顔を出してくれません。

s-DSF_0273.jpg巣の清掃や糞の始末は、主に雄の仕事になっているようです。

s-DSF_0126.jpg雛の誕生から20日位経った早朝、10羽ほどの雌が巣の周りを飛び回ったり、巣穴を覗いたりしていました。

s-DSF_0111.jpg仲間の雌が集団で雛の巣立ちを促していたのです。

s-DSF_0106.jpgこの集団が一斉に飛び立った後、巣穴から雛の鳴声が聞こえなくなり、以来番も姿を見せませんでした。想定外の巣立ちでした。後日気が付いたのですが、写真の後ろに映っているのが、一度も姿を見せなかった雛のような気がするのですが・・・。

 それから、アカゲラの巣はダニなどの寄生虫が発生しやすいので、コムクドリはできるだけ清潔な巣を選ぶとのことです。雌の選択は結果的に正しい選択だったのでしょう。「我儘め」と思ったのは、髭じいの知識不足でした。